はじめての人に知ってほしい事
はやき風を設立するまで、害虫駆除を主とする会社に15年勤めてきました。その会社では社長までさせていただきましたが、15年間大きな疑問にとらわれていました。それは、子供のころ虫が大好きだったのに、なぜ大人になって虫を駆除しているのかという疑問です。現在、私も子供がいますが、蟻を踏み潰しているのをみかけたことがあり「こら!虫も一所懸命生きているんだ。アリさんはとっても働き者なんだよ。踏み潰したりしてはいけないよ。」などといっておきながら、私の会社では蟻を駆除している・・・こんなんでいいはずがない!こんな思いといつも葛藤していました。
私の実家は田舎で、子供のころは目の前の川にホタルが沢山いました。それが今では1匹もいません。カブトムシや、クワガタ、タガメ、ミズカマキリなど私が大好きだった虫もほとんどいなくなりました。沢山大空を飛び回っていたトンボもすくなくなったような気がします。大好きだった昆虫は少なくなり、本来の自然も少なくなり、近所の農家も少なくなり、なんかさびしい。本来あるべき自然や本来あるべき人の営みがどんどん衰退していき、元気がなくなっているようにみえてなりません。
地球温暖化など、地球規模での環境問題も山積みです。こんな現状を目の当たりにし、この地域から地球全体に対し、私にできることはないか、元気を与えることはできないものかと考えるようになりました。人は本来の自然の中から得られる喜びを取り戻し、自然は本来の自然をとりもどすことが、人も自然も互いに元気になることなのではと思ったのです。こんな私の背景から“はやき風”が生まれました。
はやき風の在り方(経営理念)
人と自然の共生、共豊 ~私たちの考え方、ミッション~
■元気な自然をつくりたい
私たちは、自然のお医者さんでありたい。
病んでしまった自然を治療したり、予防したり、生物を大切にし、いろいろなところに元気な自然をつくりだすことが私たちの喜びです。
毎日忙しく、自然の情味を味わえない人にも、なにげなくすっている空気がうまい、食べ物・水がうまい、安らげる、癒されると感じられる空間や環境を味わってもらいたい。
■人と自然の共存
生物には、それぞれ役割があって生きています(生物多様性)。
人間の欲求で、開発により森を壊す、薬剤の大量散布で土を汚し、無駄に虫を駆除することで、空気や水を汚して生物の役割を無視しているのでは、自然環境は良くなるはずがありません。さまざまな生物が豊かに暮らすことができる環境をつくることが、私たち人間にも豊かさを与えてくれることだと思います。
私たちが考える豊かさとは心の本質の豊かさであり、自然体であり、美しく、力強く、生き生きしていることです。私たちは、人と自然が共に生き、共に豊かになる環境を創造し、実現していきます。このことを、沢山のお客さまに共鳴、共感していただけることを信じています。そして自然にも愛される会社であり続けると信じています。
今、そして未来の子供たちのために ~ビジョン~
私は小学生1年生のとき、生きているカエルを5匹飲みました。でも、体は丈夫だし、生き生きとしています。
今こんなことしたら大変です!
昔の人は偉いですよね。“アカガエルを食べるとおねしょをしなくなる”なんてことを、自然の中から発見し、自然の治癒力を良く知っていました。食べ物や原料もそう、自然の恩恵を受けていることに感謝して生きていたのだと思います。私たち現代人は自然の偉大なパワーを忘れてしまっています。自然への感謝の心までなくなっているように感じます。
■忘れてしまった自然
“感謝を大地へかえす”これを子供たちに伝えていきたい
近代社会が壊してきた自然、私達が忘れてしまった本来あるべき自然体をとりもどし、今そして未来の子供たちのために、生き生きとし、ワクワクするような環境や社会を私たちはつくっていきます。
私たちは信念を強くもち、常に未来へ向け一歩一歩前進していきます。
誠実 ~私たちの姿勢~
私たちは、汗をおしまず、まじめに働きます。
探究心を忘れず、熱意をもって。
私たちは、何に対しても正直な心で接します。
子供のような純粋な心をもって、潔く、創造力豊かに。
私たちは、真心をこめて価値を創り出し、真心をこめてご提供します。
お客さま目線で、自然を愛して。
はやき風の語源
私の名前は岩﨑崇。すべての漢字に”山”がつき、合計3つの山があります。
そんなことから、頂が3つあるようにみえる高原山は私と縁が深いと感じていました。
高原山は、我が家からよくみえる山で、毎日その雄々しさから力をいただいています。起業しようと決断したのも、高原山の大自然の中にある“雄飛の 滝”をみてでした。企業名を模索していたある日曜日、家族と高原山麓のレストランで食事をしました。大自然の中で食べるランチは特別うまい!汽車に乗れるし、子供が外で遊べる工夫がされていてとても面白いところでした。
ご飯を食べ終え、子供たちが遊んでいるあいだ、風を感じながら考えていました。すると、風という声が聞こえてきたような気がして、ふとレストランの看板をみると“風だより”とありました。
■なにか私に伝えようとしているなと感じていました。
その後、レストランをあとにし、家に帰る途中、子供がDVDをかりたいというのでレンタル屋にいきました。すると、どうしても“風の谷のナウシカ”がみたくなり、レンタルしました。
家につき、子供が風船を持ち出してきて遊ぼうといってきました。風船はすぐ飽きてしまったらしく、その後霧吹きを持ってきて、私に向けて霧を吹いてきました。
すると、風下にいたため自分の顔におもいっきり霧がかかっていました。
私は大笑いしながら「風に逆らうからそうなる」といいました。
その瞬間、「あっそうか!風だ!!!」
そんな、偶然ではない体験をし、風だけでは物足りないので、私が好きな言葉である“風林火山”から引用し“はやき風”と命名したわけです。
■はやき風とは“疾風”
“疾風に勁草を知る”という言葉があります。
激しい風が吹くことによって強い草が見つかるという意味です。
“強い草”とは“信念が強い、強固である”ことをさします。
風とは、自然の声、世の流れ、気の流れ、虫の生命です。
その風を知り、風を感じ、風と共にすることこそ自然との調和であると考えています。
“はやき風”は信念を強くもち、自然と調和しながらビジョンを歩む会社です。